LNG=3月31日~4月4日:九電が2カーゴ販売
DES北東アジア相場は先週、期近着が12.85ドル前後と下落した。北東アジアの需要が弱いほか、米国による相互関税の影響で世界景気への悪影響が懸念されている。 このなか、九州電力は2日に応札を締め切った入札で、期先着の2カーゴを販売した。対象は8月着および11月着で、いずれも北東アジア着のスポット市況に対して数セントのディスカウント~フラットで落札されたもよう。このうち、8月着については「夏場の最大需要期のカーゴの販売だ。よほど在庫に余裕があるのか、あるいは期近着を事前に調達しているのだろう」(中国の需要家)。
【FOB中東・DES中東・DES南アジア】 カタールのラスラファンプロジェクト(年産7,700万トン)で間もなく定期修理が始まるとの情報が寄せられた。「期間は1~1.5カ月程度。対象となる液化系列数は不明」(日本商社)という。カタールから輸出されたカーゴ数は3月に月間98カーゴにのぼったが、4月は現時点で40隻程度の予定にとどまっている。
アルゼンチン国営IEASA(ENARSA)に追加のスポット需要が見込まれている。日本商社によると、IEASAは9~10カーゴの調達を検討しているという。ただ、同社が前回の入札で予定していた数量をすべて確保したため、次回の買い付け入札は早くても4月中旬以降になる見通しだ。
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