原油・コンデンセート=4月21~25日:台湾CPC、WTIを400万バレル購入
中東 アブダビ産原油の6月積み商いでは、韓国のSKエナジーがウムルル50万バレルをスポット購入していたことが明らかとなった。オーストリアのOMVが、これをドバイ市況に対して1.90ドル前後のプレミアムで販売した。SKエナジーは、ウムルルに対する固定的な需要を抱えており例月、他社に先駆けてウムルルを購入するケースが多い。
アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ 米国産原油のアジア向けの商いでは、台湾中油(CPC)が23日に締め切った7月着のスウィート原油の買付け入札で、WTIミッドランドを計400万バレル手当てした。売り手は北欧のエクイノールとサウジアラビアのアラムコトレーディングで、価格はCFRベースでDTDブレントに対して3ドル台半ばのプレミアムだったと伝えられた。これをドバイ市況対比に換算すると、CFRベースで3.30~3.50ドルのプレミアムに相当する。
南方 6月積み豪州産軽質油種の商いでは、INPEXが入札を通じてイクシスコンデンセートを販売した。落札価格はDTDブレントに対してプレミアム水準で、落札者は北東アジアの需要家だった。4月18日を応札の有効期限で実施されたこの入札の対象は、6月13~17日積み1カーゴだった。一方、INPEXは6月24~28日積みのイクシスコンデンセートを保有しており、まもなく販売入札を開示する予定。この入札には、東南アジアや北東アジアの複数の需要家が参加する見通し。
|
|
東京 : 原油・コンデンセートチーム 山根 03-3552-2411Copyright © 2025 RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.