LNG=4月28日~5月2日:韓国の需要が堅調
DES北東アジア相場は先週、期近着が11.00ドル前後と下落した。蘭天然ガス市況(TTF)安を受けたが、北東アジアでは安値が需要を刺激している。 相場下落によって韓国などの需要家がスポット調達に動き始めている。既報のとおり、GSエナジーや高炉大手POSCOが6月着を購入したうえ韓国中部電力(KOMIPO)、韓国南部発電社(KOSPO)およびSK E&S傘下のプリズムエナジーも共同で入札を実施中。さらに韓国ガス公社(KOGAS)が5月着と6月着の2カーゴの調達に動いているようだ。日本企業は「値ごろ感かあることに加え、在庫充填の必要があることが理由」と伝えた。
【FOB中東・DES中東・DES南アジア】 オマーン国営石油会社OQのトレーディング子会社OQTは4月30日、メキシコのアミーゴLNGとLNG長期契約の売買契約(SPA)を締結した。OQTはアミーゴプロジェクト(年産780万トン)から年間60万トンのLNGを、2028年4~6月期以降15年間調達する。
欧州連合(EU)が天然ガス在庫の充填目標を90%から83%に引き下げる方針を示し、天然ガス価格が下落した。「これはおそらく欧州議会で正式に決定されるだろう」(日本企業)。また、気温が平年を上回って推移していることも弱材料となった。
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