原油・コンデンセート=6月16~20日:8月積みラブアン、PTTが落札
中東 8月積みマーバンに対しては、スポット需要が集まりやすい商況となっている。ブダビ国営石油(ADNOC)による長期契約者向けの供給が減少することを受け、マーバンの固定的な需要を抱えるプレーヤーが唱えを引き上げ、スポット購入を進めるとの見方が根強い。ADNOCは、長期契約者向けを含む今後1年間の供給量の計画を下方修正した。8月の供給量については、日量170万5,000バレルとして、当初の計画から日量6万5,000バレル引き下げるなど、契約者向けの供給を減らすことになっている。
アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ 8月積みのアンゴラ産原油の船積みスケジュールが開示された。計31カーゴの供給が予定されており、そのうち、アンゴラの生産者ソナンゴルが計15カーゴを扱う。ダリアが計4カーゴ、ジラソル、モスタルダ、パズフロールが各3カーゴ、ネンバ、プルトニオ、キサンジュ、ハンゴ、サツルノ、クローブに各2カーゴの供給が予定されている。さらに、カビンダ、モンド、サクシ、オロンベンド、サンゴス、ジンダンゴに各1カーゴの船積み予定がある。
南方 マレーシア国営ペトロナスは17日、8月積みラブアンの販売入札を実施した。市場関係者によると、落札者はタイ石油公社(PTT)で、落札価格はDTDブレントに対して8ドル台前半のプレミアムだったとみられる。この入札は17日応札の締め切りで、対象は8月末積み1カーゴだった。
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