中東

　マーバンの商いでは、インドのバハラット石油会社(BPCL)は24日、個別交渉を通じて、8月積みマーバン200万バレルをスポット購入した。成約価格は、ドバイ市況に対して2.70ドル前後のプレミアムになったようだ。BPCLは今回、競合となる他の軽質油種に比べ割安と判断して、WTIミッドランドとともにマーバンの買い付けに踏み切ったと見られる。この他のアブダビ産原油の8月積みの商いでは、ダスに成約が聞かれた。タイ石油公社(PTT)が23日の市場にかけて、50万バレルをドバイ市況連動価格でスポット購入した。当該の成約価格は当時、8月積みマーバン対比で80～90セント安に相当する水準となっていたと見られる。

アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ

米国産原油の商いでは、インドのバハラート石油(BPCL)が今週に入り、9月着のWTIミッドランド100万バレルを購入したようだ。詳細は不明ながら、価格はCFRベースでDTDブレントに対してDTDブレントに対して4ドル台のプレミアムだったと伝えられた。

南方

マレーシア産の商いでは、8月積みミリが24日にDTDブレントに対して6.5ドルのプレミアムで成約された様子。ただ、売買双方のプレーヤーは明らかになっていない。また、8月積みラブアンが新たに成約されたもよう。売買双方のプレーヤーは不明ながら、成約価格はDTDブレントに対して7.2ドルのプレミアムだったとみられる。