LNG=6月23~27日:日本勢はタームの受入を優先
日本の公益エネルギー企業は依然として模様眺めに徹している。ターム玉の輸入コストがスポット市況を下回るとみられているため、「日本勢はまず、タームの受入を優先するはず」(欧トレーダー)。日本勢が供給業者に対して、ターム供給の前倒しを依頼している可能性があると欧トレーダーは指摘した。日本商社からも、「猛暑でガス消費は伸びているが、各社ともあらかじめ在庫を高めに積んでいたので、調達意欲は薄い。それに必要になれば、まずはUQT(上方数量弾力性)で対応する」との見方が寄せられた。
【FOB中東・DES中東・DES南アジア】 国営ルパンタリタプラクリティックガス(RPGCL)は6月24日応札の締め切りで開示していた入札を通して、7月28~29日着カーゴを欧ビトールから13.52ドルで購入した。
【FOB大西洋圏・DES欧州・その他地域】 アンゴラLNGは7月2日応札の締め切りで、DESベースの販売入札を開示している。対象はアンゴラプロジェクト(年産520万トン)出しの7月中旬~8月上旬着1カーゴで、仕向け地は南米、欧州、中東、南アジア、東南アジア、北東アジア。日本向けの場合、到着日は7月28日~8月1日を想定している。
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