国内石油製品=6月23~27日:陸上ガソリン、月末整理売りが加速
陸上ガソリンは月末の整理売りが加速し、下げ幅を拡大。4~6月の期末対応や政府の補助金再拡大方針も重なった。複数の市場関係者によると4月以降、補助金の縮小や定額制移行を受け、「相場の変動が少なく、販売機会が定まらなかった」(広域系)など、これまでの販売方針に対する戸惑いも少なくなかったようだ。特に民族系玉を取り扱う広域系のなかには減販を受け、販売枠を戻す動きも漏れ伝わった。期末を迎え、こうした余剰玉が市場に再流入したとされ、千葉は前週比3.75円安の126.55円、阪神も同2.35円安の126.5円まで軟化した。
今年は梅雨らしい時期が短く、夏の到来が早い。今夏も猛暑が続くとされ、一定の行楽需要は期待できそうだ。海外では幾分か落ち着いたものの、地政学的リスクは引き続き燻っており、7月も原油市況は不透明感が残る。
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