原油・コンデンセート:6月30日~7月4日: ADNOC、割当数量削減を撤回
中東原油/コンデンセート ADNOCは、マーバンの権益保持者に対して適用を決めていた割当数量の削減措置の一部を撤回することにしたようだ。ADNOCは6月中旬、英BP、仏トタルエナジーズやINPEXを含むマーバンの権益保持者に対して、7月積みとして権益保持者に対して割り当てる数量を10~20%削減すると伝えていた。シンガポールのトレーダーは「権益保持者から割当数量の削減措置の撤回要請を受け、ADNOCが大部分の割当て削減の撤回に応じたようだ。期近となったタイミングで割当てが削減されることに対して、権益保持者の多くが船繰りを含めた対応が難しくなっていた」と伝えている。
アフリカ/欧州/ロシア/アメリカ原油/コンデンセート ナイジェリア産原油の商いでは、同国のダンゴテグループが自社の製油所(日量65万バレル)向けに8月積みを計5カーゴ取り込むと伝えられた。内訳は、ボニーライト(8月13~14日積みと8月29日~30日積み)が計2カーゴ、アメナム(8月5~6日積み)、エスクラボス(8月11~12日積み),オクワイボメ(8月19~20日積み)が各1カーゴ。同社は既報どおり、7月積みナイジェリア産5カーゴを自社の製油所に仕向けていた。
南方原油/コンデンセート 9月積みベトナム産原油の商いでは、PVオイルがスツデンの販売入札を開示した。7月8日応札の締め切り、翌9日を有効期限として実施されるこの入札の対象は9月2~8日積みと、9月12~14日積みの計2カーゴ(各30万バレル)。同社が実施した8月積みスツデンの販売入札では、中国国際石油化工連合(ユニペック)、PVシンガポール、欧ビトールが各1カーゴをいずれもDTDブレント指標に対して3ドル台のプレミアムで落札していた。
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