LNG=6月30日~7月4日:北東アジア需要家が調達を加速
猛暑による発電用需要の増加に伴い、北東アジア需要家がスポット調達を進めている。東北でも内陸部では最高気温が35度を上回る日が出始めており、旺盛な冷房需要が見込まれている。東北以南でも高気温を背景にガス火力発電の稼働を切り上げて電力需要に対応する向きがあり、東北電力のほかにもスポット調達に動く公益エネルギー企業が浮上する可能性が示唆されている。また「全国的に例年よりかなり早い梅雨明けが予報されており、夏場の渇水を心配している。足元のダム貯水量は問題ないが、高温少雨が続くと心もとない」(電力会社)と伝えられた。
【FOB中東・DES中東・DES南アジア】 グジャラット州石油会社(GSPC)は3日応札の締め切りでDESベースの買い付け入札を開示した。対象は8月16~27日ムンドラ基地(年間受入能力500万トン)着の1カーゴ。
【FOB大西洋圏・DES欧州・その他地域】 コロンビア国営カラマリLNGは6月27日に開示した入札で、7月14~24日着1カーゴを英BPから購入した。コロンビアは近年、3~6月の不需要期に在庫の積み増しを図り、今年もこの期間にLNGを輸入していたが、足元でも在庫の補充に奔走しているようだ。
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