原油・コンデンセート=7月14~18日:TISが販売入札を開示
中東 9月積みアルシャヒーンの商いでは、国営カタールエナジー(QE)の販売入札と同時並行して、一部の需要家がスポット購入に動きを見せ始めた。市場からスポット玉が払底となる前に、調達を済ませる意向があるようだ。出光興産は今週入り後、少なくとも2カーゴをドバイ市況連動価格で購入していたことが分かった。詳細は判然としていないが、仏トタルエナジーズと欧グレンコアが各1カーゴを販売した。QEは長期契約者向けに9月積みとして、グレンコアへ4~5日積み、トタルエナジーズへ10~11日および12~13日積みを割り当てており、両社は出光興産に対して、これらのカーゴを転売する公算が大きい。
アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ 9月積みのアンゴラ産原油の船積みスケジュールが開示された。計31カーゴの供給が予定されており、8月積みと同数。そのうち、アンゴラの生産者ソナンゴルが計7カーゴを扱う。内訳は、ダリアが4カーゴ、ハンゴとモスタルダが各3カーゴ、アゴゴ、カビンダ、クローブ、ジラソル、ネンバ、パズフロール、プルトニオ、サンゴスが各2カーゴ、ジンダンゴ、キサンジュ、モンド、オロンベンド、サツルノが各1カーゴ。
南方 インドネシアのTISペトロリアム(TIS)が9月積みの販売入札を開示した。応札は、シンガポール時間14日13時に締め切られた。応札の有効期限は同日20時。対象は9月23~27日積みアルンコンデンセート(8万バレル)、9月25~30日積みミナス(18万バレル)、9月25~30日積みパンカー(15万バレル)、9月25~30日積みララン(8万5,000バレル)、9月27~30日積みBDカラパン(11万バレル)の計5カーゴ。この入札には、米エクソンモービルなど複数のプレーヤーが参加するとみられる。
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