LNG=7月14~18日:東扇島発電所2号機が設備トラブルで計画停止へ
日本勢からの買い気は聞かれない。「梅雨が明けてまた暑くならないと、買いの機運が盛り上がらないかもしれない」(欧州企業)との見方が大勢だ。またJERAの運営する東扇島ガス火力発電所2号機(出力100万kW)でタービン設備のトラブルが発生し、18~29日の予定で修繕作業が行われるようだ。出力が100万kWのガス火力発電所が11~12日間停止するとLNG消費量がおおよそ2万トン減少する見通しのため、LNGのスポット需要が減退する可能性がある。一方同社の運営する袖ケ浦ガス火力発電所2号機(同100万kW)は16日に操業を再開したため、同発電所の停止はほとんど影響が生じなかったとみられる。
【FOB中東・DES中東・DES南アジア】 国営ルパンタリタプラクリティックガス(RPGCL)が13日に応札を締め切った入札を通して、8月4~5日着を購入した。新たに寄せられた情報によると、カタールエナジートレーディング(QET)が13.24ドルで落札したと伝えられた。
【FOB大西洋圏・DES欧州・その他地域】 アルゼンチン国営IEASAは15日応札の締め切りで開示していた買い付け入札を通して、8月9、13、17、22、28日エスコバル基地(年間受入能力610万トン)着の計5カーゴを、いずれも英BPから蘭天然ガス(TTF)市況に対して数セントのプレミアムで買い付けた。この入札には既報どおり、BP、仏トタルエナジーズ、欧ビトール、欧ガンボー、欧トラフィギュラの売り手5社が応札していた。
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