原油・コンデンセート=7月21~25日:PTTが9月ダスとマーバンを調達
中東 9月積みアブダビ産の商いでは、タイ石油公社(PTT)は同国のIRPC向けの入札を通じて、仏トタルエナジーズと欧トラフィギュラから9月積みダスを各50万バレル、中国国際連合石化(ユニペック)から9月積みマーバン1カーゴを購入した。シンガポールのトレーダーは、トラフィギュラが販売した9月積みダスの成約価格について「成約当時の評価は9月積みマーバンの相場に対して70セント前後低い水準に相当する」と伝えている。これ以外では、インドのヒンダスタン石油(HPCL)は、24日の応札締め切りおよび、応札価格の有効期限として新たに買い付け入札を開示した。対象は10月上旬にインドへ到着するカーゴ。
アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ 10月北東アジア着米国産の商いでは、7月下旬を迎えたものの、複数の売り手が販売に動いており、供給は引き締まっていない。このなか、10月北東アジア着WTIミッドランドの売唱えはDTDブレントに対して4ドル台後半のプレミアムで聞かれた。一方、韓国の需要家は相場下落を好感し、追加購入を検討している様子。競合油種のマーバンに対して、WTIミッドランドは割安感が台頭しつつあることから、引き合いが増加する公算が大きい、とシンガポールのトレーダーは指摘した。
南方 入札関連では、インドネシア国営プルタミナが、同国石化TPPI向けとなるコンデンセートのターム買い付け入札を開示した。ジャカルタ時間7月30日午前10時応札の締め切り、同8月6日午後8時を有効期限として実施されるこの入札を通じて、プルタミナは10~12月着の各月65万バレルを確保したい構え。
|
|