石油化学=7月21~25日:芳香族相場は上昇、中国先物高で
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場および北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は堅調に推移した。中国で関連製品の先物相場が上昇したことを受けた。中国政府による政策で資金が流入しやすくなったほか、需給が改善するとの期待が高まった。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は動きがみられず。米国から中国のエタン輸出が再開されたことから、中国国内のエタンクラッカーからの供給が増加する見通しとなっている。このため、需要家の輸入品に対する買い気は乏しい。
北東アジア着のプロピレン相場は小幅強含んだ。中国の鄭州商品取引所でプロピレンの先物の取引が開始され取引が活発化するとの期待や、同先物の相場が上昇したことが材料視された。東南アジア積みの商談では、メーカー1社が8月積み3ロットの販売入札を開示した。
北東アジア着のブタジエン市場は、売り手と買い手のいずれも取引を急いでいる様子がなく、商談が低調となった。中国では合成ゴムの先物相場が堅調に推移しており、先行きブタジエンの輸入品に対する買いが見られるのではとの見方が聞かれるものの、現時点では実需に結び付いていないようだ。
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