国内石油製品=7月28日~8月1日:陸上ガソリン、東西格差縮小で8月入り
7月下旬から玉枯れが広がった陸上ガソリンは、8月相場入りを機に千葉と阪神の価格差が大幅に縮小した。9日からの3連休、さらにお盆休暇のガソリン需要期を控え、卸業者の多くが慎重な姿勢を示したようだ。千葉は週間で変わらずの134.5円、阪神は同1.75円高の134.25円。全国的な気温の上昇で小売販売は堅調との声が複数の市場関係者から伝えられている。
参院選挙の結果を受け、与野党6党は7月30日、ガソリンや軽油の暫定税率を年内のできるだけ早い時期に廃止で合意。さらに11月1日の施行を目指し、8月1日に野党7党は暫定税率廃止を旨とする法案を衆議院に提出するなど、政治の動きが進んでいる。足元ではお盆に向けたガソリン需要の増加が期待されている反面、お盆後は暫定税率の廃止に向けた具体的な動きに対し、与野党要人や監督官庁の言動に注目が集まりそうだ。
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