国内石油製品=8月25~29日:陸上ガソリン、底入れで9月商談へ
8月下旬の陸上ガソリン相場は、大きな値崩れはなく9月商談へ切り替わった。お盆商戦が一巡し、実需面ではやや落ち着いたものの、原油価格の反転が支援材料となった。千葉は週間比0.85円高の134.15円、阪神は同1.7円高の133.8円。月変わりとともに一旦底入れしたとも見て取れる。
気象庁によると、9月も全国的に厳しい残暑が続く見込み。さらに9月は中下旬に連休が2週続くため、暑さと行楽需要でガソリン相場は楽観視の声もある。ただ、ガソリン暫定税率廃止に向けた具体的な道筋次第では先安観が強まる可能性もある。現行補助金10円に対し、暫定税率分に相当するの残り15円の格差をどう埋めるかが焦点となりそうだ。
そのほか、9月は7~9月、ないしは4~9月の期末にあたる。毎年恒例として販売量の調整、数字作りによる売りが強まる場合、月末にかけて上下動が大きくなることも想定される。
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