国内石油製品=9月15~19日:陸上ガソリン、東西で小幅続落
陸上ガソリン相場は支援材料に乏しく、千葉、阪神ともに小幅続落となった。期末を意識した手持ち玉の整理売り、さらにシルバーウィーク後半は天気がいまひとつの地区もあり、卸および小売販売ともに精彩を欠く。ただ、海外原油相場が戻り歩調にあり、一時の先安観測は見直されている。千葉は週間で0.2円安の134.4円、阪神も同0.2円安の133.95円。
ガソリン暫定税率廃止問題は動きが出始めた。自民党総裁選への立候補者がガソリンのほか、軽油の暫定税率も速やかに廃止、あるいは優先していくと公約に掲げたため、次期総裁、さらに連立政権の枠組み次第ではこれまで財源を巡り平行線だった状況から何らかの動きがありそうだ。暫定税率廃止に向けて政治が動き出した場合、廃止の時期や現行補助金との整合性、切り替え方法などが相場の強弱材料となっていく。
東京 : 国内製品チーム 阿部 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.