石油化学=9月29日~10月3日:ブタジエンが域外品流入で軟化
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場、北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は週を通じて軟調に推移した。原油相場の動きを映した。ベンゼンでは中国の連休を前に買い気が弱まる一方、域外からの流入が見込まれ需給の緩和感も意識された。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン市場は静かな展開となった。中国が1日から、韓国が3日からそれぞれ大型連休入りしたことに伴い、取引参加者が限られた。米国からのエチレンが到着することにより供給が潤沢になるとの見方から連休明け後は相場が先安に推移する可能性も見込まれる。
アジアのブタジエン相場は軟調に推移した。需要は低迷している一方、欧州品が今後も継続的に到着すると見込まれることなどから供給の潤沢感は強い。東南アジアでは、マレーシアの石化メーカー1社がブタジエン設備での不具合を背景に、原料であるミックスC4を販売したと伝えられた。
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