石油化学=10月6~10日:エチレンが弱含み、供給余剰感で
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場、北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は週半ばに堅調な推移をみせる場面がみられた。9日から中国が連休を明け市場参加者が取引に戻ったことから、にわかに買い気が強まった。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は弱含み。中国需要家が連休で取引から離れ買い手が限られるなか、東南アジアから北東アジア向けの売り込みが強まり相場は押し下げられた。北東アジア着では795ドルでの成約が伝えられた。
アジアのプロピレン市場は休みムードが中心となった。
北東アジア市場では、中国が国慶節、韓国が中秋節の連休入りしていたため、市場参加者が少なく、商い閑散。
東南アジア市場では、マレーシアのペンゲラン石油精製・石油化学(PRefChem)の残油流動接触分解装置(RFCC)1基の再開時期が延期された。
北東アジアのブタジエン市場では、中国が週半ばまで連休だったことなどから、取引が低調となった。今後について、欧州品などの到着が予定されており供給の潤沢感が強い状況は続く見通し。東南アジアでは、一部の石化メーカーに11月積みで販売可能なカーゴがあるもよう。
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