石油化学=10月13~17日:ブタジエン軟調続く、需給緩和で
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場、北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は週明け後に軟調となったが、週半ばには一時強含む場面もみられた。主に原油相場の動きを映した。また、米中貿易摩擦の高まりへの懸念が相場を押し下げる場面もあった。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は低調となった。中国でオレフィンに関する会議が開かれたため、取引参加者が限られた。一方で相場には下押し圧力のかかる状況が続いた。中国国内相場が供給潤沢で軟調となったことや、東南アジア市場の供給余剰が背景。
アジアのプロピレン市場は市場参加者が少ないなか、商い閑散。
北東アジア市場では、中国の西安でオレフィンの関連会議が開催されており、取引が薄い商況となった。
東南アジア市場では、一部設備で不具合が起きているとの情報がある。
アジアのブタジエン相場は軟調に推移した。需要が低迷している一方、域外品などの供給が続く見通しのため、需給に緩和感がある。北東アジア着の市場では、1,000ドルを下回る水準で成約が伝えられた。東南アジアでは、一部の石化メーカーが11月積みのカーゴを販売した。
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