原油・コンデンセート=10月13~17日: IOCが1月着南米産を購入
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中東原油/コンデンセート カタール産アルシャヒーンの商いでは、国営カタールエナジー(QE)は14日に締め切った入札で、12月1~2日、16~17日および27~28日積みの計3カーゴを販売した。落札価格はドバイ市況に対して50~55セントのプレミアム。落札者については、グレンコアが2カーゴを、英BPが1カーゴを調達した。このほか、12月積みアルシャヒーンのターム契約価格はドバイ市況に対して54セントのプレミアムと、前月の同市況に対して3.61ドルのプレミアムから大幅に下落した。
アフリカ/欧州/ロシア/アメリカ原油/コンデンセート インド国営石油(IOC)は1月着のスウィート原油の入札を通じて南米産を購入した。IOCは1月着ブラジル産トゥピとアタピを調達した。売り手はブラジル国営ペトロブラスだった。さらに、IOCは1月着ガイアナ産ゴールデン・アローヘッドを米エクソンモービルから購入した。ただ、いずれも成約価格は明らかになっていない。
南方原油/コンデンセート インドネシアの東ジャワ州ツバン県にあるツバン製油所(日量10万バレル)で16日、爆発を伴う火災が発生した。石化処理ユニットで生じたポンプ故障が原因とみられている。火は40分ほどで消し止められた。現時点で、生産設備の損傷規模や出荷への影響は明らかになっていないものの、今後の状況次第では、「プルタミナはTPPI向けに調達した10月着のコンデンセートを売り払う必要があるかもしれない」(北東アジアのエネルギー企業)。TPPIは通常、豪州産NWSCやマレーシア産ビンツルなどのコンデンセートと、ヘビーナフサをツバン製油所に投入し、ベンゼンをはじめとする化学原料を生産している。
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