国内石油製品=10月13~17日:陸上ガソリン、東西で下振れ
陸上ガソリン相場は、原油の急落を背景に先安を強めた。3連休を終え、しばらく行楽需要の盛り上がりは限定的との見方も弱材料。原油の下げ幅が大きいため、卸業者間では第5週の系列仕切り価格大幅引き下げを見越した販価設定も広がりを見せている。千葉は前週比0.5円安の131.5円、阪神は同0.8円安の129.5円。阪神は輸入玉との価格競争も下げ要因として挙げられている。
混迷している政局だが、21日に首班指名を予定しており、次の内閣が決まりそうだ。有力候補に挙げられている自民党の高市総裁はガソリンと軽油の暫定税率廃止に意欲的とされ、小林政調会長は「11月中に方向性を打ち出し、年内に実感できるように」との意向を示した。市場関係者間では廃止に向けた日程や手法などの思惑が再浮上している。政界関係者や監督官庁関係者からのオフレコをそれとなく伝える卸業者も散見されるが、正式発表された確定事項はない。首班指名と閣僚人事、その後の要人発言を待ちたい。
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