原油・コンデンセート=11月3~7日:1月NWSC、BPとウッドサイドが販売
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中東 欧トラフィギュラは、リムトレーディングボード(RTB)において6日15時3分、2026年1月1~28日積みのダス50万バレルをドバイ市況+に対して1.00ドルのプレミアムで買い唱えた。同社はその後、当該カーゴの買唱えを15時9分にドバイ市況に対して1.10ドルのプレミアムへ、15時19分にドバイ市況に対して1.15ドルのプレミアムへと引き上げた。ただRTBではトラフィグラの買唱えに興味を示すプレーヤー現れなかった。一方、RTBの時間外では、マーキュリア・アジア・リソーシズが2026年1月1~28日積みのダス50万バレルを、ドバイ市況+に対して1.50ドルのプレミアムで売り唱えた。
アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ 12月積みアンゴラ産の商いでは、ソナンゴルがジラソルを販売した。しかし、成約価格や買い手など詳細は現時点で明らかになっていない。既報どおり、ソナンゴルは今週初めにこのカーゴをDTDブレントに対して1.5ドルのプレミアムで売り唱えていた。一方、ソナンゴルは12月積みネンバの売唱えをDTDブレントに対して50セントのプレミアムで提示している。ナイジェリア産の商いでは、インドのヒンダスタン石油(HPCL)がスポット調達に動いている。HPCLは1月着の買い付け入札を開示し、インド時間6日9時に応札を締め切った。対象は1月7~15日着および1月17~25日着の各200万バレルで、HPCLはボニーライトおよび他の軽質油種を購入可能。
南方 1月積みNWSCの供給スケジュールが確定した。1月積みの供給は計2カーゴと、例月並みの水準となる。英BPが1月4~8日積み、豪ウッドサイドが1月21~25日積みの1カーゴをそれぞれ取り扱う。1月積みNWSCの商談水準に関しては、12月積みのそれを下回る可能性が指摘された。石化マージンの大幅な回復が見込めず、今後もナフサ需要は限定的となる公算が大きいほか、2025年内に生産が開始するサウジアラビア産ジャフラコンデンセートの供給が、NWSCなど1月積みの南方産コンデンセートの需給を緩めるとみる市場関係者も少なくない。
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