国内石油製品=11月3~7日:陸上ガソリン、補助金拡充を先取り
11月相場に移行した陸上ガソリン相場は、政府のガソリン暫定税率廃止に向けた補助金拡充措置を先取りする形で値下げ対応が広がった。特に中堅元売り玉を取り扱う卸業者の売り込みが強く、千葉は前週比1.8円安の126.5円、阪神は同1.15円安の126.1円と、千葉の値崩れが目立つ週となった。11月第1週の系列仕切り価格は0.5円の上げが通知されている。
政府は7日、12月31日にガソリン暫定税率の廃止を決め、橋渡しとして補助金の拡充を決めた。13日に5円、27日にもう5円と、11月中に10円拡充される。
一方、太陽石油の四国事業所で二次装置トラブルが発生し、白油の精製に響いているという。トッパーの稼働も落としており、製販バランスに乱れが生じ始めていると複数の市場関係者が伝えた。海上市場ではガソリンの大口玉を含め、複数のやり取りが成立するなど、商流の変化を察知した元売りや商社の動きも活発化している。
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