国内石油製品=11月10~14日:陸上ガソリン、阪神で補助金拡充先取りへ
12月31日にガソリン暫定税率の廃止が決まり、橋渡しとして補助金の拡充がスタート。13日に第1弾の増額5円が投入された。補助金の増減に敏感な卸業者はさっさく値下げ対応に動き、特に阪神は二次基地で123円台まで値下がりするなど、価格競争が強まった。千葉は前週比0.5円高の127円に対し、阪神は同0.35円安の125.65円。千葉は元売りや商社の市中買いで相場が支えられている側面もあり、東西価格差は拡大。元売り系列仕切り価格は補助金の拡充を含めて5.5円の下げだった。
今月は27日にもう5円の拡充が決まっており、先安観測が残る。市場関係者間では22日からの3連休に合わせて拡販に動きたいとの声も寄せられている。小売価格の値下げ報道に対し、消費者は歓迎ムードが強く、外出機運の高まりが期待できそうだ。3連休の天気は幾分雨が残る地域があるものの、おおよそ好天に恵まれる見込み。小売業者のなかには早くも大幅値下げを断行し、レギュラーガソリン145~148円の店頭価格も広がりつつある。
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