原油・コンデンセート=12月1~5日:1月積みジェノのプログラムが確定
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中東 アブダビ国営石油会社(ADNOC)は長期契約者向けを含むマーバンの2月における供給計画を日量159万バレルに設定した。これは10月末時点での2月の計画数量を据え置いたもので、1月の供給量と比べると同5,000バレルの増加となる。アラブ首長国連邦(UAE)は増産政策を継続。欧米による制裁が強まっているロシア産原油の代替として、マーバンのシェア獲得を期待しているもよう。
アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ 1月積みコンゴ産の商いでは、ジェノの供給プログラムが確定した。例月並みの計7カーゴ(各92万バレル)が供給される予定。内訳は仏トタルエナジーズが3カーゴ、英ペレンコが2カーゴ、コンゴ政府と英トライデントエナジーが各1カーゴをそれぞれ取り扱う。
南方 1月積みマレーシア産コンデンセートの商いでは、国営ペトロナスがこれまでに、ムダ1カーゴを対象とした販売入札を実施し、韓国のSKエナジーがこれを落札した。落札価格は明らかでないものの、一部の市場関係者からは、FOBベースで、DTDブレント指標に対して1ドル前後のプレミアムになった、との見方が伝えられた。この入札には、SKエナジーのほか、タイの需要家も参加するなど、ムダには相応の引き合いが集まったようだ。
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