LNG=12月1~5日:北東アジアの実需は限定的
|
北東アジアの実需は限定的。「アジアの多くの需要家は潤沢な在庫を抱えているため、スポット購入余地が限られる。北東アジアには寒波が来ているものの、想定の範囲内のため需給への影響はない」(邦アナリスト)ようだ。東京の4日の最大電力需要は4,068万kWと、9月下旬以来の4,000万kW超えを記録したが、供給予備率は17%確保されており、電力需給に引き締まりは見られなかった。また中東や米国出しの売り物が散見され、多少の需要増加には影響されない公算が大きい。
【FOB中東・DES中東・DES南アジア】 国営オマーンLNGと国営カタールエナジーが3日応札の締め切りで実施した、FOBベースの販売入札はいずれも落札された様子。オマーンLNGは12月30日~1月1日オマーンプロジェクト(年産1,140万トン)出しの1カーゴを、1月限の北東アジア着のスポット市況に対し1.25~1.30ドルのディスカウントで販売。カタールエナジーは12月25~27日ラスラファンプロジェクト(同7,700万トン)出しの1カーゴを、1月限の同市況対比1.30ドルのディスカウントで販売した。カタールエナジーは今回1月8日積み1カーゴも販売対象としていたが、こちらは落札に至らなかったようだ。
【FOB大西洋圏・DES欧州・その他地域】 トルコのバイラクタル・エネルギー相は3日、今年12月末に契約期限を迎えるロシア産ガスの輸入を1年延長すると発表した。欧州連合(EU)の禁輸方針に追随しない格好となるが、対米投資を検討することで、米トランプ政権の容認を取り付けるとみられる。一方、国営ボタシュは既報のとおり、独国営SEFEと伊エニとの間で、それぞれ2028年起こしで10年間のターム契約を結んだ。供給数量は、SEFEが天然ガス換算で計60億立方メートル、エニが同50億立方メートル。年間ベースでは、SEFEが40万トン、エニが35万トンに相当する。
|
|
|



