石油化学=12月8~12日:エチレンとブタジエン強含み、域外品の売り圧力後退
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場は週明け後に上昇したが、その後は軟調に推移した。主に原油相場の動きを映した。北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は週前半に弱含む場面もみられたが底堅い動きをみせた。芳香族をガソリン基材として消費する動きが相場を底上げしている。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン市場は来年の長期供給契約の交渉が続いていたため、具体的なスポット商談はみられなかった。ただ、域外品の売り物がみられなくなったほか、北東アジアのエチレン設備で減産や定修により供給が限られることを受け、気配値ながら商談水準は強含みとなった。
アジアのプロピレン市場は全面安となった。
北東アジア着の市場では、中国で誘導品であるポリプロピレン相場が軟調に推移するなか、プロピレンに対する需要が後退した。
韓国積みでは、石化メーカー1社が1月後半積みを対象に販売入札を開示した。
東南アジア市場では、マレーシアのペンゲラン石油精製・石油化学(PRefChem)が1月積み8カーゴについて販売入札を実施した。これにより、供給に潤沢感が強まった。
アジアのブタジエン相場は強含み。2026年の長期契約の交渉が完了していないこともありスポットの商談は低調となっているものの、トレーダーが抱える1月着以降の売り物が限られているほか、域外品の新たな売り物も見られなくなっており、供給の引き締まりが意識された。
東南アジアでは、マレーシアのロッテケミカル・タイタンが1月下旬積みのカーゴを対象に販売入札を実施した。

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