LPG=12月15~19日: 極東着の需給は緩和
CFR極東:
先週の極東着市場では、需給の緩みを受け軟化。Japan Indexは18日時点で、プロパンが562.00ドルと前週比9.00ドル安、ブタンが617.00ドルと同9.00ドル安となった。China Indexはプロパンが601.00ドル、ブタンが591.00ドルといずれも前週から11.00ドル切り下がった。先週前半は、日本の輸入業者や中国プレーヤーなど複数の買い手がスポット玉を物色。中国や東南アジアの石化会社が実施した買い付け入札には応札が集まらず不調に終わった。しかし、入札が取り下げられると徐々に売り手がスポット市場に現れ、相場は下押しされた。千葉着ベースでは韓国輸入1社が2月前半着プロパン単体を販売し、日本の元売り1社はカナダ産プロパンを中国のプロパン脱水素(PDH)プラント向けに販売した。
FOB中東:
中東積みでは、1月積みがインド勢の買い気の強さなどから需給がタイトだった。ポジションがショートしたAGTやSHVが1月積みプロパン/ブタン各2万2,000トンを1月CP対比50ドルに相当する水準まで買い唱えたが、売り手が現れなかった。SHVは同荷姿の買い付け入札も実施しショートカバーに動いたが、それでも落札に至らなかったようだ。こうしたなか、サウジアラムコが1月積みのアクセプタンスをターム顧客に通達した。複数の市場関係者によると、カーゴのキャンセルやマイナストレランスはなかった。船積み時期の多少の遅れはあったようだが、大幅なものではなかったという。これを受け、販売可能な売り手が浮上。サウジアラムコ傘下の中東トレーダーが1月積みプロパン/ブタン各2万2,000トンを1月CP対比30ドル台のプレミアムで購入したとの情報も伝えられた。
日本国内:
12月渡しの陸上京浜はプロパンが78,000~78,500円と前週から横ばい。ブタンは79,000~79,500円と前週から下落した。大手元売り1社の売り気がみられた。卸業者間では、この元売り1社の川崎基地出しでプロパンの売唱えが78,000円、ブタンの売唱えが79,000円でそれぞれ聞かれた。1月市況が12月よりも上昇するとの先高観を受け、売唱えの提示を控えた卸業者も散見された。しかし、気温の高さから卸業者の出荷が伸び悩んでいることに加え、配送の確保が困難なため購入を躊躇する向きも多く、蔵出しの売りものは市場に残っているもよう。



