石油化学=12月22~26日:ホリデーシーズンで商談は閑散
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場はわずかに強含んだ。市場参加者も少なく積極的に売り込む材料に乏しかった一方で原油相場が堅調となったことを受けた。北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は強含み。当面PX設備の増強がないとの見通しから、相場が堅調に推移するとの期待を受けた。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場に動きはみられず。来年の長期供給契約の交渉が続いており動きの乏しい展開となった。韓国積みの契約交渉は一巡したようだが、北東アジア着の契約交渉については続けられている。このため、市場参加者はスポット取引を手掛けづらかった。
アジアのプロピレン市場は静かな商況となった。
北東アジア着の市場では、中国国内相場が軟調に推移するなか、需要家の買い気が乏しい。一方、売り手は供給タイトを背景に販売を渋っている。
東南アジア市場では、クリスマス休日のため、取引が低調となった。
アジアのブタジエン市場では、年末に向けて取引が閑散となった。これまでに相場が急騰していたことを受け、需要家は高値警戒感を示している。このところ需要家がスポット玉を直接買い付ける動きは見られない。

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