国内石油製品=12月22~26日:陸上ガソリン、月内取引が一巡
年末を迎え、陸上ガソリン取引は一巡感が広がった。千葉は112.3円、阪神は112.25円と週間の値動きはほとんどなかった。
年末年始は気温が高めと報じられていたものの、ここにきて降雪を伴う寒波予報に変わるなど、年末年始の移動手段に響く可能性が出てきた。補助金の拡充により小売価格が大幅に引き下がったため、「新幹線や飛行機から車での遠出を検討している」と話す市場関係者もいたが、天候如何でガソリン小売販売は左右されそうだ。
市場関係者の関心はガソリン暫定税率廃止後の相場観。年明けには補助金が終了し、原油や為替、内外部要因による相場が約4年ぶりに復活する。市場関係者からは先物市場の流動性回復、画一化されてきた系列仕切り価格の見直しを期待する声もあり、2026年は取引環境が大きく変わる可能性もありそうだ。
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