石油化学=1月5~9日:ブタジエン急伸、中国国内高やスポット需要増で
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場、北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は年明け後、前年から切り下げて取引が再開された。その後はベンゼンが下げ幅を圧縮した一方、PXは下げ幅を拡大するなど対照的な動きとなった。ベンゼンは誘導品であるエチルベンゼンが中国から域外向けに輸出されるなど需要の強さも意識された。一方でPXは前年末までの相場上昇による割高感もあり調整が入った。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は軟調となった。需要の弱さを受けた。中国国内でBASFが新規エチレン設備の稼働を開始したほか、万華化学がエチレン設備の改造工事を完了し稼働を再開したことで中国国内の供給に潤沢感が強く、輸入品に対する買い気が弱まった。
アジアのプロピレン市場は供給にタイト感がある。
北東アジア着の市場では、日本と韓国で複数のナフサクラッカーが定修入りを予定しており、供給にタイト感がある。こうした状況下、相場の基調が強まった。
韓国積みでは、2026年の長期契約の交渉がほぼ一巡しており、スポット玉の売り物が見られている。石化メーカー1社が1月積みのスポット玉を市況連動価格で販売したもよう。また、2月積みの販売は今週以降に実施する見通し。
北東アジア着のブタジエン相場は大幅に上昇した。韓国の需要家が長期契約により十分な数量を確保していなかったことなどから、輸入品のスポット玉に対する買い気が見られた。誘導品である合成ゴムの相場が堅調に推移していることも強材料となった。中国国内のブタジエン相場も強含んでおり、中国勢は輸出向けの売りアイデアを引き上げている。

以下のアイコンからサンプルレポートをご覧いただけます。



