LPG=1月5~9日: 元売りの販売意欲で国内プロパン市況は軟化
CFR極東:
先週の極東着市場では、買い気の後退を受け軟化した。Japan Indexは8日時点で、プロパンが532.75ドルと12月25日比13.75ドル安、ブタンが592.75ドルと同8.75ドル安となった。China Indexはプロパンが586.00ドルと同0.50ドル安となった一方、 CP予想上のプロパンとブタンの価格差が縮小したためブタンは581.00ドルと同4.50ドル高となった。先週前半はトレーダー勢やメジャーがプロパン2万3,000トンを物色したのに対し、売り手は米国での荷役の遅れや欧州向けの需要増から極東向けオファーを提示せず、需給が引き締まっていた。しかしながら、週の後半になると売り手が増加し、多くの買い手が需要を満たしたことから相場は下押しされた。中国向けでは、日本の元売り1社が華東の石化会社向けにカナダ産プロパンを販売したと伝えられている。
FOB中東:
中東積みでは、2月積みプロパン/ブタン各2万2,000トンの商談水準は2月CP対比20~30ドルのプレミアムで推移した。1月CPはプロパン525ドル、ブタン520ドルでそれぞれ確定した。市場の予想を上回り、2月CP予想が切り上がったことから、2月積みのプレミアムは1月積みと比べ剥落した。もっとも、2月積みも引き続き売り物が少ないとみられている。イラクで冬場の国内需要が堅調なことから、船積みに遅れが出ていることが要因のひとつとみられている。一方、3月積み以降は徐々に供給が回復するとみられている。インド国営石油(IOC)が7日応札の締め切りで2~4月分のプロパン/ブタン各2万2,000トンを対象とした買い付け入札を実施した。3~4月分は落札されたとの情報が伝えられた一方、2月分はオファーが割高だったことから落札に至らなかったとの情報も寄せられた。
日本国内:
1月渡しの陸上京浜はプロパンが85,300~86,300円、ブタンが86,800~87,800円と12月26日時点と比較しプロパンが450円下落した一方、ブタンが800円上昇した。1月CPが市場の予想を上回る形で確定したことで、元売り各社の1月仕切り価格も市場の予想以上に切り上がった。これを受け、1月CP確定後の1月渡しの市況はプロパン、ブタンとも確定前と比較し大幅に上昇した。しかしながら、その後、プロパンは元売り各社の販売意欲を背景に相場がじわじわ押し下げられた。これに対し、ブタンは一部の元売りがスポット販売を手控えるなどスポット供給が少なく、相場がやや下支えられた。



