石油化学=1月19~23日:ベンゼンが一段高、誘導品相場高が支え
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場は週半ばまで強基調で推移した。誘導品であるスチレンモノマー(SM)相場の上昇を受けた。SMではメーカーが在庫を低水準で維持するなか、設備火災や不具合などの影響で生産が低下した。パラキシレン(PX)相場はPXの先物相場高を受けて上昇した。
【ガソリン基材】
中国積みのMTBE相場は強含み。このところ堅調な原油相場が材料となった。一方、中国国内では新規MTBE設備の稼働開始が相次いだことから、設備の平均稼働率は70%程度にとどまっているという。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は小幅弱含み。原料コストの指標となるナフサとエチレンの価格差が縮小するなか、エチレンメーカーは一段の減産を検討している。一方で主要な輸入国である中国は生産能力が拡大しているうえ、以前に成約していた域外品の到着が相次いでおり供給は潤沢だ。さらに誘導品の稼働率は低水準で推移しておりエチレンの需要は盛り上がりにくく、需給が引き締まるような様子はみられない。
アジアのプロピレン市場は供給にタイト感が根強い。
北東アジア着の市場では供給にタイト感が強い一方、中国需要家から買い気が見られているなか、相場の基調が強い。
韓国では、2月積みの交渉は一巡しており、3月積みは時期尚早感から取引が低調となった。
東南アジア市場では新たな商談が聞かれない。
北東アジア着のブタジエン市場では、2月品の商談がすでに一巡しており取引が閑散となった。設備面では、台湾のナフサクラッカーが稼働停止を検討していることや、日本のナフサクラッカーが不具合を抱えていることから、ブタジエンの供給に引き締まり感がある。韓国や台湾の需要家からの買い気次第では、相場は引き続き堅調に推移する可能性があるとみられる。

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