LNG=1月19~23日:国産ガスと露産LNGの供給潤沢でスポット需要乏しい
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中国向けのスポット需要は見られない。引き続き国産ガスの産出が好調なうえ、華南の北海基地(年間受入能力600万トン)では1月入り後も露アークティック2プロジェクト(年産1,980万トン)出しの輸入が行われており、スポット市場で調達しなくてもガス供給は潤沢とみられる。実際、中国国家統計局の発表によると、2025年12月のLNG生産量は297万1,000トンと前年同月比33.3%、12月の天然ガス生産量は230億立方メートルと前年同月比5.1%、それぞれ上回った。2025年の総計もLNG、天然ガスの生産量はともに2024年比で5.0%以上多い。このなか、中国の国内LNG相場はトンあたり3,500~4,000元と、百万英国熱量単位(mmBtu)あたり9.00ドルを下回る水準と伝えられた。アジアトレーダーは「中国需要家にとって現行の北東アジア着相場は高すぎるため、買い意欲を促す水準ではない」と述べている。
【FOB中東・DES中東・DES南アジア】 ヨルダン電力会社(NEPCO)が27日応札の締め切りでDESベースの買い付け入札を開示した。対象は2月下旬アカバ基地(年間受入能力380万トン)着の1カーゴ。NEPCOによる買い付け入札は前年5月以来となる。
【FOB大西洋圏・DES欧州・その他地域】 LNGカナダプロジェクト(年産1,400万トン)の権益を保有する英シェルと三菱商事が株式の部分売却を検討しているもよう。「プロジェクト拡大を見据えた資金集め」(アジアトレーダー)が背景にあるという見方や、「利益率の高いプロジェクトを選別し、資産を圧縮する流れの一環」(邦アナリスト)との指摘が市場では聞かれた。
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