LPG=2月2~6日: 売り手増加で中東積みはディスカウントへ
CFR極東:
先週の極東着市場では、週前半の原油安や売り手の増加を受け軟化した。Japan Indexは5日時点でプロパンが580.75ドル、ブタンは600.75ドルといずれも前週から4.50ドル安、China Indexはプロパンが612.50ドル、ブタンが607.50ドルといずれも同6.00ドル安となった。日本着では3月前半着プロパン2万3,000トンを抱える複数の売り手が販売に動き、このタイミングの需要がおおよそ満たされた。中国向けでは、3月後半煙台着で非米国産プロパン/ブタン同率玉の売り手が浮上。同社の積極的な販売打診や、中東産カーゴを抱える売り手の増加から、プロパン、ブタンとも3月CP対比のプレミアムは下落した。
FOB中東:
中東積みでは、3月積みプロパン/ブタン各2万2,000トンの相場は3月CP対比18~20ドルのディスカウントと、前週に大幅に下落した。売り物の増加で需給が緩み、相場は3月CP対比でマイナス圏に沈んだ。フレート相場が急激に上昇したことで、買い手のFOBベースでの支払い能力が低下したことも響いた。3月積みプロパン/ブタン各2万2,000トン商談では複数の成約が浮上した。3月CP対比10ドル台後半のディスカウントで成約された。また、英メジャー1社が3月積みプロパン/ブタン各2万2,000トンを3月CP対比20ドルのディスカウントで販売した。こうしたなか、カタールエナジーが3月26~27日積みプロパン/ブタン各2万2,500トンを対象とした販売入札を通達、売り物の多さが意識された。
日本国内:
陸上玉では2月渡しの商談が本格化。京浜地区における卸業者間の商談はプロパンが88,200~89,200円、ブタンが93,000~93,500円で展開された。一部元売りによる販売攻勢でプロパン相場は圧迫され、週のはじめから3,500円下落した。元売り1社は川崎、鹿島基地出しを中心にプロパン88,000円台半ばで販売打診しており、他の元売り1社は大分や堺基地出しを87,000円台半ばでオファーした。一方、海外市況の高止まりから元売りの基地在庫は依然として低いとされ、ブタンは1月渡し同様に需給引き締まりが継続するとの警戒感が広がり、相場を下支えした。このなか、川崎に自社基地を構える元売り1社はブタンのスポット販売価格を93,000円からとしており、卸業者間の商談も同水準で進んだ。



