LPG=2月9~13日: 買い気の強さでプロパンが上昇
CFR極東:
先週の極東着市場では、プロパンが買い気の強さを受け上伸した。Japan Indexは12日時点でプロパンが597.00ドルと前週比16.25ドル上昇した一方、ブタンは597.00ドルと同3.75ドル下落した。米国産のブタン付きカーゴを引き取るプレーヤーが増加し、極東着の買い手が減少。一方、中東積みブタンが以前よりも極東に流入していることで、需給が緩んでいるようだ。China Indexはプロパンが633.00ドル、ブタンが628.00ドルとなった。旧正月休暇を前に、中国の複数の石化会社が買い付け入札を実施した。華南のプロパン脱水素(PDH)プラント操業1社は12日応札の締め切りで実施した買い付け入札を通して、3月欽州着プロパン4万6,000トンを3月CP対比80ドル台後半~90ドル台のプレミアムで購入したと伝えられた。売り手は他の華南の石化1社とみられ、相場より割安な成約だったと指摘されている。華東着では、プロパン4万6,000トンに対する売り手のオファーはCP対比110ドル以上のプレミアムとみられている。
FOB中東:
中東積みでは、3月積みプロパン/ブタン各2万2,000トンの相場は3月CP対比18~20ドルのディスカウントと、前週から変わらなかった。複数の売り手がみられるものの、商談の進展がみられない。中東/極東フレートが高止まりしていることから、買い手が中東積みでの購入に慎重になっていることが背景にある。東南アジアの輸入1社は中東積みではなく、CFRベースでの購入に切り替えたという。需給の緩さから、3月積みの商談水準は今後、3月CP対比のディスカウントが足元から深まる可能性があるとの見方も聞かれた。カタールエナジーが11日応札の締め切り、12日応札の有効期限で3月26~27日積みプロパン/ブタン各2万2,500トンを対象とした販売入札を実施した。3月CP対比10ドル台後半のディスカウントで落札されたとの情報が寄せられた。
日本国内:
陸上商談は、京浜地区における卸業者間のプロパン相場が86,300~86,800円に下落した。月初にスポット販売を推し進めた元売り1社に対抗する格好で、他の元売りがスポット供給価格を引き下げたため、卸業者間の販売競争も強まった。川崎出しプロパンは86,000円台後半でオファーが聞かれた一方で、86,000円台前半まで売唱えを切り下げた向きもいた。ブタンは92,000円以上でオファーする売り手が多いなか、中京や堺ではこれを下回る91,000円台の売りものや商談があったもようだ。一方、外航船の入着で元売りの在庫水準は先月に比べ回復している。月の前半にはスポット市場に姿を見せていなかった元売りも販売に乗り出す可能性がある、との見方が寄せられた。



