LPG=2月16~20日: 中東、米国で荷役に遅れ
CFR極東:
先週の極東着市場では、買い気の後退で日本着が下落した。Japan Indexは20日時点でプロパン、ブタンとも569.00ドルと前週比28.00ドル下落した。China Indexはプロパンが635.50ドル、ブタンが630.50ドルとともに前週比2.50ドル高となった。中東情勢の緊迫化に伴う原油相場の上昇に引っ張られた。先週前半はシンガポールや中国の旧正月休暇入りで買い手が限られ、薄商いだった。週の後半には中国や韓国の石化会社が3月末~4月前半着のプロパンの調達に動いた。日本の輸入業者も備蓄在庫の確保のため国内で玉の融通を行ったと伝えられており、購入余地がありそうだ。供給面では、米ガルフで断続的に霧が発生し、5~10日の荷役の遅れが伝えられている。旧正月休暇明けにスポット需要が集中した場合、需給が引き締まる可能性がある。
FOB中東:
中東積みでは、3月積みプロパン/ブタン各2万2,000トンの相場は3月CP対比15~17ドルのディスカウントと、前週から3ドル上昇した。3月積みプロパン/ブタン各2万2,000トンの成約が伝えられていた。この成約について、一部の市場関係者は3月CP対比10ドル台半ば~後半のディスカウントだったとみていた。買い気が回復しディスカウントが縮まったようだ。こうしたなか、サウジアラムコがアクセプタンスをターム顧客に通達した。複数のプレーヤーが、自社のカーゴの船積みのタイミングがノミネーションに対し大幅に遅れたと伝えた。数量の制限はなかったとみられるが、一部のカーゴのプロパン/ブタン比率がプロパンリッチに変更されたもようだ。こうしたことから、ブタンの供給がタイトな可能性があると、一部の市場関係者はみていた。
日本国内:
陸上商談は、京浜地区における卸業者間のプロパン相場が86,100~86,500円に続落した。気温上昇に伴う販売不振が響いた。3月までのターム玉の引き取りが遅れているプレーヤーも少なくないようで、元売り勢の販売価格を下回る水準で売り唱える卸業者も目に付いた。また、ブタンも軟調だった。プロパンと比べ下げ足が遅く、2月前半までは92,000円台の売り物が専らだったが、この週に入り91,000円台の売り物が一気に主流になった。背景には一部の元売りの販売意欲があるとみられており、水面下では中京エリアでは90,000円台の売り物も一定量が出回っていた。一方、すでに月内取引を終え、3月渡しに関心を移す向きも少なくなかった。元売り1社は3月CP確定前のスポット価格としてプロパンを91,000円台、ブタンを96,000円台で売り唱えたと伝えられた。



