LPG=2月23~27日: サウジ輸出停止で供給逼迫感
CFR極東:
先週の極東着市場では、需給の引き締まり感から日本着、中国着ともに上昇した。Japan Indexは26日時点でプロパン、ブタンとも624.50ドルと前週比55.50ドル切り上がった。China Indexはプロパンが641.00ドル、ブタンが636.00ドルとともに前週比5.50ドル高となった。サウジアラビアのジュアイマで設備のトラブルが発生、3月積みの輸出が不可能となった。これを受け、同国から相当量を輸入していたインド向けや東南アジア向けに米国積みカーゴが流れるとの観測が浮上。極東着の米国積みカーゴが減少するとの見方につながった。インドネシアのプルタミナは、サウジアラビアでのトラブル発生後に3月16~25日着のプロパン/ブタン同率玉の買い付け入札を実施した。
FOB中東:
中東積みでは、3月積みプロパン/ブタン各2万2,000トンの相場は3月CP対比フラット~2ドルのプレミアムと、前週比17ドル急伸した。サウジアラビアのジュアイマのプロパンとブタンを輸送する架台が損傷したため、サウジアラムコはラスタヌラからのLPG輸出を停止した。供給タイト感を受け、3月積みおよび4月積みのプロパン/ブタン各2万2,000トンのスポット相場は各月CP対比プレミアムに上昇したとの見方が聞かれた。一方、インド輸入業者勢はサウジアラムコからの供給不足分を他の中東産ガス社から代替するため、ターム玉の増量を要請した。これ以外には、アラムコは3月CPを2月26日に発表するとみられていたが、同日中に発表はされなかった。
日本国内:
陸上商談は、3月渡しの商談が開始。卸業者間の商談はプロパン89,800~90,800円、ブタンは92,500~93,500円で展開された。少なくとも元売り2社が3月CP確定前のスポット供給価格を提示し、プロパンの売唱えは89,000円台後半~90,000円台前半、ブタンのそれは93,000円前後~93,000円台後半で聞かれた。これを担いだとみられる大手卸業者はプロパンを90,000円台前半で販売打診していた。ただ、元売り2社のうち1社は先物市場におけるCPの価格急騰を背景に、最終的にプロパン、ブタンとも売唱えを引き上げたとみられている。4月CP予想が上方修正されており、先高観測が広がっていることから、他の元売り1社も販売方針を再考している様子。売買プレーヤーとも、3月CPの確定を待った後、スポット商談入り構え。



