石油化学=2月23~27日:エチレンは強含み、減産や定修で品薄感強まる
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場、北東アジア着のパラキシレン(PX)相場はいずれも堅調に推移した。原料コストの値動きに支えられた。またベンゼンはスチレンモノマー(SM)の中国からの輸出向け需要が好調なことも強材料視された。PXは需給の引き締まりにより原料コスト指標となるナフサとの格差が開いた状態が続いている。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は強含み。北東アジア、東南アジアで複数のエチレン設備が生産調整を実施ないしは定修を計画しており、エチレンの供給は限られている。このなか、原料コストの指標となるナフサ相場との格差が縮小しており、エチレンの割安感が強まっている。こうしたなか、北東アジア、東南アジアともに積極的な買い気が見られ始め、相場を押し上げた。週半ばには買いアイデアが北東アジアで710ドル、東南アジアで720ドルと聞かれた。
アジアのプロピレン市場は供給にタイト感が強い。
北東アジア着の市場では中国が旧正月連休明けとなったものの、買いを急ぐ向きが見られない。FOBベース市場では、台湾中油が4月積みの販売入札を実施。
東南アジア市場では、マレーシアのペンゲラン石油精製・石油化学(PRefChem)が保有する第2系列のRFCCが依然として稼働停止となっており、供給に引き締まり感が強い。こうした状況下、相場の基調が強まった。
北東アジア着のブタジエン市場では、相場に大きな変動が見られない。設備面では、台湾のナフサクラッカーでの生産調整や、日本のナフサクラッカーが不具合の補修のため停止したことにより、ブタジエンの供給に引き締まり感がある。ただ輸入品に対する買い気が強まっている様子は見られない。




