電力=2月23~27日:電力スポットは続落 、需給の緩みが顕著に
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2月23~27日受け渡しの電力スポット価格24時間の週間平均は、前週から東日本(50Hz)および西日本(60Hz)ともに続落。23日が祝日だったことに加え、過ごしやすい気温が続いたため、暖房需要が一段と低下し、価格も一段安となった。週半ば以降は雨天の地域が多くなり、太陽光発電は前週に比べて減少したものの、需要減少が重石となり、潤沢な売りが価格の上値を抑えた。東京の最大電力は、週を通じて4,000万kW未満となり、需要は前週から1割以上の減少となった。 東西の主要エリアである東京と関西の電力スポットの24時間平均の値差を見ると、23日が0.90円、24日が0.80円、25日が1.14円、26日が2.59円、27日が1.30円の東高西低となった。
2月最終週の燃料相場は下記のとおり。 北東アジア市場のLNGスポットは、2月26日時点で期近の26年3月着品がmmBtuあたり10ドル台半ば程度となり、前週末時点(2月20日)から0.3ドル程度の下落となった。欧州の天然ガス相場が軟調に推移したため、北東アジア市場のLNG相場も連動した。欧州では、先行きの気温が高めに推移する見通しとなっているほか、風力発電の出力も高く、ガス需要が低調になるとみられている。経済産業省が25日に公表した、2月22日時点の発電用LNGの在庫は200万トンと、前週と同水準となった。前年2月末時点の203万トン、過去5年平均の214万トンをいずれも下回った。 豪ニューキャッスル積みの一般炭相場は、2月26日時点で26年3月積みがトンあたり117ドル台半ばとなり、前週末時点から3ドル程度の下落となった。ガス価格の下落に連動した。 原油相場は、2月27日9時時点でWTIの26年4月物がバレルあたり65ドル台前半、ブレントの26年4月物が70ドル台後半の水準で推移している。前週末時点からWTIおよびブレントともに1ドル程度それぞれ安い。米国とイランの核協議を控え、積極的な取引が手控えられたほか、米国の週間の原油在庫が市場予想を大幅に上回る増加となったことが弱材料となった。
週を通じた実勢高値は、25日に北海道で付けた15.43円となった。一方、実勢安値は祝日の23日に全9エリアとシステムプライスで付けた0.01円だった。
エリア別の24時間の週間平均、約定量および売買入札量の週間平均は下記のとおり。過ごしやすい気温が続いたことで暖房需要が低下し、全9エリアで一段安となった。売買入札量は、前週から売り札が一段と増えたが、買い札と約定量は減少した。
2月23~27日の9エリアの電力需要は、116億2,467万6,000kWhとなり、前週2月16~20日の133億1,779万4,000kWhから12.7%減少した。曜日を合わせた前年の2月24~28日の需要実績は130億9,453万4,000kWhで、減少率は11.2%となった。
2月23~27日の東京商品取引所(TOCOM)の約定結果は下記表のとおり。
2月23~27日の欧州エネルギー取引所(EEX)の約定結果は下記表のとおり。
3月第1週の電力スポットは、2月最終週から全般的に大きな値動きはない見込み。ただ、3~4日は東日本の気温が低めに推移する予報で、天気も曇天が予想されており、気象動向次第では思わぬ高値を付ける可能性がある。3月に入ると、月初から定期点検などで停止する火力発電が増えるため、予備力が低下し、価格にも波及するとみられるためだ。3月第1週の価格動向について一部の市場関係者は、「ベース価格は、東京が10円台で推移するとみているが、火力発電の停止が増えるため、気象動向次第ではさらに1~2円程高く推移する可能性もある。関西は、東京から1~1.5円程度安い水準になるとみている」(新電力の市場取引担当者)との見方を示した。
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