国内石油製品=2月23~27日:陸上ガソリン、3月相場に向け底上げへ
ニッパチの2月を終え、陸上ガソリンは3月相場に向けて見直しが入った。3月は春の行楽意識の高まり、人やモノの移動など、何かと動きが出始める時期となり、経済活動が鈍化しがちな2月とは対照的な月とされている。千葉は前週比2.8円高の116.5円、阪神は同5.8円高の118.0円で3月相場入り。
中東の地政学的リスクがくすぶるなか、2月28日に米国とイスラエル両軍によるイラン攻撃が始まった。ホルムズ海峡で原油タンカーが攻撃を受けるなど、原油相場に響くのは必至。27日のWTI原油市場では米国のイラン攻撃可能性を材料に思惑買いが先行し、約7カ月ぶりとなる67ドル台まで高騰した。供給不安などが煽られれば原油相場はさらに上昇する公算が大きく、国内市場もコスト転嫁が急務となってくる。
ガソリンは昨年12月31日、ガソリン暫定是率の廃止と引き換えに補助金は一足先に終了した。3月は灯油、軽油、A重油に投入されている補助金の最終月となり、4月以降はガソリン、中間留分とも約4年ぶりに政府の関与がない相場へ移行する。1~2月は国内外ともに相場の上下動は見られたものの、決定的な材料はなかった。今回の武力衝突が相場に与える影響は未知数だが、武力衝突が激しさを増す、ないしは長期化するなどの思惑が台頭した場合、国内市場は予想外の値動きを見せる可能性も含んでいる。
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