原油・コンデンセート=3月2~6日: 日本勢が米国産を大量購入
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中東原油/コンデンセート 中東湾内における原油の供給に関しては、サウジアラビアの各港で原油の供給が続けられているようだ。ラスタヌラでは、イランのドローンによる攻撃を受けて製油所の一部が稼働を停止しているものの、原油の供給自体は継続されている。また、ジュアイマ港でも大型原油タンカー(VLCC)が接岸して原油の船積みを進めているようだ。一方、カタールではメサイード港、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビでは、ダス島およびジル島での船積みがそれぞれ停止となっているもよう。「クウェートで原油の供給が滞っている」(南アジア企業)との声が聞かれた。一方、イランでは、同国産原油の多くが輸出されているカーグ島において、海軍施設が米国とイスラエルの攻撃を受け損傷したものの、原油の出荷には支障が出ていないようだ。
アフリカ/欧州/ロシア/アメリカ原油/コンデンセート 日本の需要家は4日、4月積みWTIミッドランドなど米国産を大量に調達した。出光興産は入札を通じて、4月前半積みWTIミッドランド200万バレルをFOBベースで購入した。成約価格はドバイ市況に対して3ドル台のプレミアムだったもよう。さらに出光は入札を通じて4月前半積みマーズ200万バレルもFOBベースで購入したが、成約価格は明らかになっていない。コスモ石油は個別交渉を通じて、4月前半積みWTIミッドランド100万バレルを調達した。成約価格は不明。また、太陽石油は入札で5~6月着WTIミッドランド200万バレルを買い付けたが、価格は明らかになっていない。一方、ロシア産原油の取引では、インドの製油各社が4月着のウラル原油購入を再開した。中東情勢の急速な悪化で、ホルムズ海峡を経由する中東産原油の供給遅延リスクが高まったことを受け、代替調達を急いでいる。一方、米国はこれまでインドに対してロシア産原油の輸入停止を求めてきたが、今回の購入再開を容認する姿勢を示している。
南方原油/コンデンセート PVオイルによる5月積みの供給予定は、いまだ明らかになっていない。北東アジアのエネルギー企業は、「PVオイルが5月積みベトナム産を販売するかは不透明だ」と、伝えた。PVオイルは、ベトナム国内の石油在庫の確保を優先するため、5月積みのスポット販売を見送る可能性がある。イランがホルムズ海峡を事実上封鎖したことを受け、日本、韓国、中国、タイなどのアジア各国は、中東産原油の供給途絶や、その長期化に備えた対応を進めている。需要家の多くはすでに、製油所の稼働率を引き下げるとともに、原油や石油製品の在庫確保に向けた措置を講じ始めている。
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