石油化学=3月9~13日:オレフィン逼迫、海峡封鎖でナフサ不足に
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場、北東アジア着のパラキシレン(PX)相場はいずれも週明け直後に急伸した。イランがホルムズ海峡の封鎖を宣言し、原料となる原油相場が上昇したほか、原油不足に伴う製油所稼働の低下で芳香族製品が不足するとの懸念が相場を押し上げた。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は週後半に大幅高となった。イランによるホルムズ海峡封鎖を受け原料となる原油やナフサがホルムズ海峡を通過できず、アジアにある多くのナフサクラッカーの稼働が急低下している。北東アジア、東南アジアの石化メーカーから不可抗力条項の適用が宣言され、エチレンの不足感が強まるなか、米国産エタンを原料に利用可能な中国メーカーがエチレンを輸出向けにFOBベース1,250ドル、1350ドルで販売した。設備関連ではタイのROCが原料不足のためナフサクラッカーを停止した。
アジアのプロピレン市場は供給にタイト感が強い
ホルムズ海峡が実質的に封鎖されるなど中東情勢の緊迫化が続くなか、アジアの石化メーカーが相次いでフォースマジュール(不可抗力条項)を宣言している。こうした状況下、供給にタイト感が強く、売り手が販売を渋っている。一方、中国国内相場が週後半に下落する場面が見られたことを受け、買い気が弱まった。しかし、供給タイト感が根強いなか、相場の基調は強いままとなった。
アジアのブタジエン相場は、大幅に続伸した。中東情勢の緊迫化に伴う原料の供給懸念からナフサクラッカーなどの稼働率が低下しており、ブタジエンの供給に不足感が強い。売り物が限られている一方、買い気は見られており、相場が押し上げられた。北東アジア着の取引では、2,000ドル台での成約の情報が複数伝えられた。

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