原油・コンデンセート=3月23~27日:日本、ヤンブー積みサウジ産の輸入増へ
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ホルムズ海峡の事実上の封鎖が続くなか、日本の石油元売りは代替ルートとして、紅海沿岸のヤンブー港からのサウジアラビア産原油の輸入を増やす方針。イラン紛争が始まった後も、紅海側から船積みされたサウジアラビア産原油の日本の輸入は限定的だった。イエメンのフーシ派武装組織による同ルートを航行するタンカーへの攻撃が懸念されていたためだ。しかし、日本全体の原油輸入量が急減している現状、ヤンブー積みのカーゴを確保する必要性が今まで以上に強まっている。ヤンブー港からの船積みされる油種は主にアラブ・ライト原油(AL)で、一部の長期契約者に対してはアラブ・スーパーライト原油(ASL)も供給が可能となっている。ヤンブー港積みのサウジアラビア産原油の輸入に関しては、3月28日に太陽石油の菊間事業所(日量13万8,000バレル)に、アフラマックス型タンカーが入着する予定。これは紛争開始以降でヤンブー積みとなる最初のカーゴとなる。
【アフリカ/欧州/ロシア/アメリカ】 中国勢がブラジル産原油のスポット調達を拡大した。中国の需要家は5~6月着トゥピ原油やブジオス原油などを大量購入しており、全体の購入量は計2,000万バレル(VLCC 10隻分に相当)に達した。成約価格はDTDブレント指標に対して約12.00ドルのプレミアムだった。こうした大量調達の背景には、中東情勢の緊迫化に伴う供給不安の高まりがある。イランを巡る戦闘激化の影響で中東産原油の供給量が大幅に減少するなか、中国勢は代替調達の一環として、品質が安定し比較的供給が潤沢なブラジル産の買い付けを積極的に展開した。
【南方】 米シェブロンは、豪州産ウィートストーンコンデンセートとゴーゴンコンデンセートの生産活動を一旦停止した。トロピカルサイクロン「ナレル」の接近に伴い、シェブロンが予防措置として、豪州北西部の沖合のLNG生産設備の稼働を停止したことが背景にある。ただ、生産再開には、長い時間を要さないとみられる。天候不順によって生産設備に問題が生じない限りは、「コンデンセートの供給が大幅に遅れることはないだろう」(東南アジアのエネルギー企業)。
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