国内石油製品=3月23~27日:陸上ガソリン、一時のタイト感が解消へ
中東情勢の悪化から石油製品の流通が細ったものの、ここにきて若干モノが出始めた。国家備蓄の一部開放や補助金の再開を受け、陸上ガソリン市場は外販玉の値下がりが進んでいる。千葉は週間で19.5円安の138.0円、川崎は同11.0円安の142.5円。
今月上中旬から原油調達の危機感を映し、元売り各社は系列向け供給を最優先し、輸入を得意とする商社も大口販売先を優先した結果、外販向け供給玉は急速に細り、需給を反映した価格帯が形成された。年度末を控えていることも積極的な取引を見送る要因となるなど、売買双方で混乱も表面化。元売り間では4月以降の原油調達が危ぶまれているため、石油製品の供給を絞った結果、外販価格は一気に跳ね上がったものの、国家備蓄の一部開放で目先の製品供給は幾分見通せる状況に変化している。市場には若干の安堵感も台頭し、急騰した市況には見直しが入った。
4月は新年度に入り、人やモノの動きが活発化する時期となる。下旬から始まるGW期間はガソリン需要期とされ、元売りや商社は需給の改善、地合い構築に動くがこれまでの傾向だ。ただ、今回は原油や石油製品の調達具合次第では最悪の場合、政府主導で各種イベントの自粛など、なんらかの行動制限要請も想定される。引き続き原油の確保が市場関係者の関心材料と言わざるを得ない。
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