LNG=3月30日~4月3日:日本の都市ガス需要は安定、中国は転売に積極的
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米国が今週末にもイランに大規模攻撃を仕掛けるとの予測も流れるなか、中東産エネルギーの供給は不安の拭えない状況が続き、相場も上方圧力を受けている状況だ。しかし、北東アジア着市場は供給が引き締まっていない様子。欧ビトールや欧グレンコアなど一部のトレーダーに5月前半着の販売余地があるとみられるうえ、露サハリンエナジーがこのところ露サハリン2プロジェクト(年産1,080万トン)出しの1カーゴを5月下旬~6月上旬北東アジア着のDESベースで販売したようだ。日本企業によると、同社は入札を通してこのカーゴを16.50ドルで販売し、中国企業が買い付けた可能性があるという。このほか、北西豪州大陸棚プロジェクト(NWS、1,630万トン)は今週半ばにサイクロン被害後の修繕を終えたと伝えられていたが、LNGの生産も実際に再開しているもよう。
【FOB中東・DES中東・DES南アジア】 国営バハラット石油(BPCL)は3月31日に締め切ったDESベースの買い付け入札を通して、4月1~7日着1カーゴを17.90ドルで調達した。さらに、インド国営石油(IOC)は1日に締め切ったDESベースの買い付け入札を通して、4月10~12日、4月15~16日、20~24日着のいずれか1カーゴを17.80~17.90ドルで購入したと伝えられた。
【FOB大西洋圏・DES欧州・その他地域】 国営オマーンLNGが2日応札の締め切りでDESベースの販売入札を開示したようだ。対象はオマーンプロジェクト(年産1,140万トン)出しの5月12~24日に北東アジア、東南アジアもしくは、南アジアに到着する1カーゴ。オマーンもイランから度々攻撃されているものの、このところ大きな被害は確認されておらず、LNG生産に支障がないとみられる。一方、世界的な不需要期入りや一部の船主がオマーンに接近することを忌避しているとの見方から、オマーンプロジェクト出しのスポット供給余力が増加している可能性がある。
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