LPG=3月30日~4月3日:4月CPが市場予想を大幅に上回り確定
CFR極東:
先週の極東着市場では、日本着、中国着ともに上昇。原油相場が高騰したほか、4月CPが市場予想を大幅に上回り確定したことを受けた。ただし、5月着プロパンの需給が緩み始めたことが相場の上値を抑えた。Japan Indexはプロパンが921.00ドルと前週比2.50ドル高、ブタンが1,021.00ドルと同22.50ドル高。China Indexはプロパンが1,005.00ドルと同2.50ドル高、ブタンが1,105.00ドルと同27.50ドル高となった。CP上のプロパンとブタンの格差が逆転したことがブタン相場を押し上げた。5月着プロパンの売り手が市場に現れ始めている。日本向けにプロパン2万3,000トを売り唱えていたトレーダーのなかには売唱えを切り下げ買い手を確保しようとしている。このなか、5月前半着では欧トレーダーがプロパン2万3,000トンを販売し、5月後半着でも同荷姿が千葉着ベース4月極東着市況対比13ドルのプレミアムで成約になったと伝えられた。
FOB中東:
4月CPがプロパン750ドル、ブタン800ドルで確定した。前月から205ドル、260ドルそれぞれ上昇した。ペルシャ湾岸の出荷設備の損傷やホルムズ海峡の事実上の封鎖で物理的にLPG輸出できない状況が続くなか、4月CPスワップ価格対比で大幅に上回る水準で確定したため、一部の市場関係者からは4月CPが割高だったとの見方が寄せられた。一方、高騰する極東着相場やサウジアラムコによるターム顧客向けの聞き取り調査の結果と比べると割安とみる向きもあった。結果として、妥当な水準だったとの見方も少なくなかった。ホルムズ海峡を巡っては、3月上旬にルワイスやラスラファン積みプロパン/ブタン各2万2,000トンを積載した船が同海峡を通過したとの情報が寄せられた。いずれの船もインドに向かったと伝えられた。
日本国内:
4月渡し商談では、プロパン、ブタンともに相場が急騰した。4月CPが市場予想を大幅に上回って確定した。これを受け、元売りの4月仕切り価格が大きく上昇したことが影響した。中東情勢の緊張が解けないなか、5月の仕切り価格はさらに切り上がるとの見方が強い。先高観測が根強く、元売り各社がスポット販売を抑制。卸業者のなかにも売り渋る向きが続出し、供給のタイト感が強まった。スポット玉を確保できず、焦り始める買い手が一斉に売り物が物色したことで需給が引き締まった。週末のスポット相場はプロパン、ブタンとも元売りの仕切り価格を大幅に上回る水準まで切り上がった。週明けにはさらに上がるとの見方も寄せられた。



