石油化学=3月30日~4月3日:高値圏、川下への価格転嫁に焦点
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン、北東アジア着のパラキシレン(PX)の相場は高値圏での推移が続いた。原料コストの指標となる原油やナフサの市況が高値で推移している。ただ、川下製品のコスト転嫁が遅れていることもあり、ベンゼン、PXともに上値が圧迫される場面もみられた。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は堅調となった。ナフサ不足により多くのナフサクラッカーで稼働停止や稼働率の引き下げが行われており、供給の品薄感は強い。中国では誘導品の採算が悪化しているため、誘導品を減産しエチレンを販売する向きもみられる。このなか、相場は高値もみ合いとなっている。設備関連では台湾のフォルモサ石油化学のナフサクラッカー1基が生産調整のため停止した。
北東アジア着のプロピレン相場は軟調に推移した。需要家が4月着品の買い付けを一巡し買い気が一時的に後退した。今後、プロピレン設備の定修などにより生産量が低下する見込み。このため、5月品の商談入り後には需要家の買い気が高まる可能性がありそうだ。一方、東南アジア着の相場は品薄感が強く強含んだ。インドネシア向けには4月品が1,500ドルで成約されたもよう。
北東アジア着のブタジエン市場では、相場に一服感が見られた。これまでの相場の急騰により、誘導品の採算性は低下しているとみられ、ブタジエンに対する買い気はやや後退している。当週の取引では、中国で5月に積み込まれるカーゴが韓国向けに成約されたとの情報がある。

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