石油化学=4月6~10日:原油が最高値から下落、方向性を探る展開続く
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場は原料コストの指標となる原油相場の動きを映し、高値圏でのもみ合いが続く。北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は週半ばに大きく水準が切り下がった。川下製品の需要が弱まったことがPX相場を下押した。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は安定的に推移した。週前半に米国とイランが停戦に合意したことで原油やナフサの相場が下落、これを受けて買い手は様子見姿勢を強めた。一方でホルムズ海峡の通航が難しい状況は続いており、売り手が唱えを切り下げる様子はみられなかった。
北東アジア着のプロピレン取引では、中国向けおよび台湾向けにそれぞれ買い付け入札が行われた。このうち中国向けの入札については落札に至らず。原油市況が乱高下し市場環境が大きく変動していることから状況を見極めたかったという。東南アジア向けには売り気がみられたが、売り手と買い手とのアイデアが開いているようでファームな商談には発展しなかった。
アジアのブタジエン市場では、相場の基調が弱まった。これまでのブタジエン相場の上昇を誘導品の価格に転嫁し切れておらず、誘導品設備では稼働率が低下しているものもあるようだ。このなかブタジエンの需給はやや緩んでいるもよう。週半ばには米国とイランが停戦に合意したとの情報が伝えられ、先行きの状況を確認したいとの思惑から様子見ムードが強まった。

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