LPG=4月6~10日:売り物急減で国内スポット価格は一段高
CFR極東:
先週の極東着市場では、日本着、中国着ともに軟化した。Japan Indexはプロパンが912.50ドル、ブタンが1,012.50ドルとともに前週から8.50ドル安。China Indexはプロパンが996.5.00ドル、ブタンが1,096.00ドルといずれも同8.50ドル安となった。米国のイランの2週間の停戦合意を受け、原油相場が急落した。極東着市況やCPも下落したことで、固定価格が切り下がった。5月着プロパンの商談では、売り手が徐々に見えているものの、トレーダー勢や極東輸入業者勢の買い気が堅調。日本の元売り1社は5月前半着プロパン4万6,000トンを韓国輸入業者から購入したとみられている。一方、ブタンの需給はタイトなまま。豪州産プロパン/ブタン各2万2,000トンのターム玉を抱える元売り1社は、中国向けにプロパンの販売を試みている一方、ブタンは日本国内に持ち込む構え。石油化学会社向けに供給するとみられている。韓国石化1社、韓国輸入1社はそれぞれ5月後半~6月着ブタン単体を探していたものの、売り手からの販売打診は無かったとみられている。
FOB中東:
5月積みで目立った商談はみられなかった。米国とイランが8日に2週間の停戦に合意した。ホルムズ海峡の自由な航行に期待が高まったが、合意直後にイスラエルがレバノンの親イラン組織ヒズボラを攻撃した報復としてイラン側も反撃、再び緊張が高まった。停戦合意後もイランはホルムズ海峡の支配を続けている。1日の通峡船籍数に上限を設けているほか、通峡許可や通峡料の支払いを求めているとされている。一方、ヤンブーでプロパン/ブタン各2万2,000トンを積んだ船がインドを経由し、タイの輸入業者が運営する華南のタンクに向かっていることが確認された。また、イラン積みプロパン/ブタン各2万2,000トンを積んだ複数の船が東南アジアもしくは極東アジアに向かっているとの情報が寄せられた。
日本国内:
4月渡し商談では、スポット相場は一段高となった。大手元売り1社の売り気を受けて、週の初めには一時相場が下落した。数量限定ながら、卸業者の売唱えはプロパンが125,000円、ブタンが135,000円で聞かれていた。一方、週の後半にかけては、販売余地がある卸業者が減少し、買い手に焦りが見え始めた。このため、価格度外視で調達に動くプレーヤーも見受けられた。数量を絞って販売に動いていた上記元売りも価格を切り上げ、需給タイト感が強まった。このほかには、ブタンの需給はプロパンと比べ、逼迫感が生じている様子。製油所の稼働率低下を受け、ブタン供給が不足している製油所が出てきているもよう。



